令和7年7月31日まで耐震改修工事による臨時閉館をしております。8月1日よりリニューアルオープンです。

小田原宿なりわい交流館は昭和7年に建設された旧網問屋を再整備したものです。小田原の典型的な商家の造りである「出桁(だしげた)造り」という建築方法が用いられています。

また、2階正面は出格子窓になっており、昔の旅籠の雰囲気を醸し出しています。内部の意匠も特徴的で、特に2階は、関東震災後に耐震工法として採用された洋小屋の構造を取り入れるなど、当時の小田原の時代背景を感じさせる貴重な建物です。

現在は、市民や観光客の皆様の「憩いの場」として、誰でも立ち寄れる無料の「お休み処」や市民活動の発表の場として、気軽にご利用いただけます。

お知らせ


 ・ 2025年7月16日  オープニングイベントのお知らせ。


 ・ 2025年7月16日  小田原宿なりわい交流館のサイトをオープンしました。

小田原宿なりわい交流館について

小田原宿なりわい交流館の前身である「かど㐂ち井上漁網店」の店舗が建設されたのは昭和7年のこと。木造2階建、切妻造桟瓦葺、外壁下見板張、2階正面は出格子の造り。1階は土間と十五畳の帳場、2階は漁具の作業場として使われていました。出桁造の豪壮な軒や1階全面をガラス戸で開放している点に関東町屋の特徴がみられ、江戸時代から続く商人町の大店を思わせる店構えです。この一帯は松原神社の門前にあることから「宮前町」と呼ばれ、昭和43年までは魚市場が存在し、小田原の水産品取引の中心を担った場所でした。この建物はかつての魚市場の入口に位置し、現在もかまぼこ店・乾物屋が立ち並ぶ界隈のなりわいの中心地として往時の原風景を現代に伝えています。

十五畳の帳場

1階十五畳の広間は帳場として使われていました。
奥に展示されている長半纏は「万祝(まいわい)」と呼ばれる晴れ着。大漁を祝う漁師が参詣の際に着用しました。

漁具の作業場

2階は漁具の作業場として使用。約二十七畳の広さで、関東大震災後に建設されたことから、耐震工法として採用された洋小屋の構造を取り入れています。

出桁造

出桁造(だしげたづくり)とは、柱の上に載せた太い桁を前面に何本も突き出し、そこに軒や屋根を載せた江戸時代から続く伝統的な商家の建築方法です。

出格子

2階の正面は出格子(でごうし)となっており、外からの視線を遮りながら、風通しや採光を確保する役割を果たしています。また、昔の旅籠の雰囲気を醸し出しています。

小田原用水を模した水路

小田原用水(早川上水)は日本最古の上水道設備です。箱根板橋の取水口から小田原城を通るルートの一つです。

アクティビティ

小田原ちょうちん製作体験

小田原ちょうちんは、折りたたみ可能な蛇腹形が特徴的な提灯で、 童謡「おさるのかごや」でも知られる提灯です。 和紙にお好きな絵や文字を描き、竹ひごで作った骨組みに貼り付けてつくります。 小田原のお土産に、オリジナル提灯をどうぞ。

開催日時

毎月第2・4日曜日

開催時間

10:00~16:00(受付は15:00まで)

所要時間

約90分

体験費用

1個 1,000円(税込)

お申込み

予約不要

※5〜10人で体験希望の方は、事前予約が必要です。
小田原市観光協会(TEL0465-20-4192)までお問い合わせください。

東海道小田原宿まち歩きツアー

なりわい交流館付近を博物館に見立てて、ガイドさんが松原神社や海へと続くトンネルなどをご案内します。東海道小田原宿や小田原のなりわいを楽しく学べます。

開催日時

毎日

開催時間

13:30

定員

10名(先着順)

所要時間

約40分

体験費用

無料 ※リニュアーアルオープン記念

お申込み

予約不要

近隣の観光スポット

海へと続くトンネル

ガイドさんのおすすめポイント
小田原の街はこんなにも海に近い!額縁の様なトンネルを抜ければ…広がる海! この爽快感をぜひ味わってください。

松原神社

ガイドさんのおすすめポイント
小田原宿の総鎮守。祭の「おだわら囃子」は県無形文化財。神輿は「おだわら担ぎ」と呼ばれる独特な担ぎ方で練り歩く。まずはお詣りされたし。

アクセス


住所

〒250-0012 小田原市本町3-6-23

電話

0465-20-0515

営業時間

10:00〜17:00

休業日

12月29日〜1月1日

入館料 無料

関連サイト

ページトップ

一般社団法人 小田原市観光協会
〒250-0042 小田原市荻窪350番地の1 小田原合同庁舎内2階
TEL:0465-20-4192 FAX:0465-20-4194

Copyright © 一般社団法人 小田原市観光協会 , All rights reserved.